1009/1000

星系出雲の兵站 1 (ハヤカワ文庫JA)

星系出雲の兵站 1 (ハヤカワ文庫JA)

久しぶりに読書レポート。タイトルの「兵站」につられて購入。時代設定は現代よりも数千年あとって設定。地球周辺じゃなくて、地球から移民した先でのお話で、すでに地球との連絡はなくなっていて伝説上のお話になってる。とはいっても政治形態とか軍の構造なんかは現代とほとんど変わらないような描写になっています。
いわゆるスペースオペラなんですが、ドンパチだけじゃなくてそのドンパチをやるためのバックグラウンドがしっかりと説明されているのがいいですね。会戦あたりの糧秣、弾薬、燃料の見積もりなんかも結構具体的な数字がでてくる。

敵の描写もだんだんとわかってくるところがいいです。一切コミュニケーションが取れないのも結構現実的。続きが楽しみです。

1008/1000

未完のファシズム―「持たざる国」日本の運命 (新潮選書)

未完のファシズム―「持たざる国」日本の運命 (新潮選書)

第一次世界大戦から大東亜戦争までの国策とか、権力集中とか。
まず国力とか生産力とかが戦争の勝敗に直結していますねって確認できたのが第一次大戦
じゃあってことで満州を生産基地にして米国にも対抗できるようにしたいと思ったのが石原莞爾など。
いやいやそれは無理だからできる範囲でやりましょうってのが現実的な路線だけど、それは公に言えないから精神力でなんとかするんだって書いちゃったのがいつのまにか聖典になっちゃったと。
明治憲法には欠陥があるのはよくわかっているけど、そういう欠陥を放置すると先の大戦みたいなことになってしまう。
現行憲法にも欠陥があるのはわかってるんだから早く改正すべき。

1007/1000

人類(ホモ・サピエンスではない)の進化と枝分かれして絶滅した他種について。
脳の容量が即知能に繋がるわけではありませんが、ホモ・ネアンテルダーレスの脳容量は1500cc〜1700cc。ホモ・サピエンスが1350cc程度ですから、現人類よりも大きい。知能といってもいろんな種類があるので、もしかしたら別の才能があったのかも。
初期のホモ・サピエンスはもっと脳容量が大きかったそうですから、文字を発明して記憶を外部へだすことで脳容量を削減できたという考え方もあるそうで。そうするとこの先計算機に考えることを代行させることができたらもっと脳容量を削減できるのかも。

1006/1000

増上寺刃傷 (講談社文庫)

増上寺刃傷 (講談社文庫)

タイトルの他いくつかの短編。電車内で読みながらwikipedia等で調べてみると、全然創作ってわけじゃなくて殆どの部分が史実に基づいているみたい。もちろん、だれが誰を恨んでとかのあたりは創作でしょうけど。
おかげ様でいろいろ知らなかったことを調べることができました。

1005/1000

古書店で購入。同時に買ったのもあるのでそのうち。
タイトルの他、短編がいくつか。登場人物はだいたい史実で、物語にかかれている事件も史実が下敷きになっているけどディテイルは脚色されていたり、フィクションだったり。
電車の中で読みながらでもスマホで調べながら読みました。

1004/1000

米軍が先の大戦中に出していた対日情報用の資料を元にして、米軍が日本兵、日本軍をどのように見ていたかを解説。
資料といってもプロパガンダ的な内容も多数なので、その資料を元にしてどうこういうのもなかなか難しいでしょうが、どんなふうに見ていたかの参考にはなる。
本来軍隊って合理的なはずで、旧軍もよく観察すると合理的に戦闘方法を変えていっていることがわかる。
でも米軍相手には無駄な感じがするなぁ。

1003/1000

太平洋の試練 ガダルカナルからサイパン陥落まで 下

太平洋の試練 ガダルカナルからサイパン陥落まで 下

ようやく読了。まだサイパン陥落って1944年の7月。なかなか読んでいて辛い。ガダルカナルの戦いとかミッドウェーあたりだとまだナニやってんだという感じも持てるのですが。マリアナ侵攻あたりになってくると、どうやっても勝てない無理ゲーな展開。このあたりから米軍は護衛空母を週一で作ってくるし、艦載機や基地航空隊もたっぷり。
サイパン侵攻のときには1t/人の補給物資があったというからそりゃ勝てない。
1944年の10月にはレイテ沖海戦、翌年にかけてフィリピン戦。どんどん悲惨になってくる。
この作品三部作で、このあとフィリピン戦や沖縄戦も書くみたい。つらいなぁ。