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興亡の世界史 アレクサンドロスの征服と神話 (講談社学術文庫)
- 作者: 森谷公俊
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2016/02/11
- メディア: 文庫
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だれでも聞いたことはあるアレクサンドロス大王の東方遠征について。
紀元前3世紀か。ローマなんかまだ地方都市国家。アケメネス朝ペルシャからみると、ギリシャなんざ西方の辺境。文化的にも軍事的にも辺境。都市国家同士でなんだかずっと争ってるし。
そんな辺境中の辺境のマケドニアからペルシャはもちろん、インドまで征服しちゃうところになにかロマンというか、秘密があるのかなというところ。
大王伝が数種類あること、中には数百年後に書かれたものもあることなどなど。
ローマのガリア征服もそうだけど、この当時は軍事技術の伝播に時間がかかることもあって、片方に圧倒的な軍事優位があったんだろうなぁと想像する。数万人を虐殺とか、多少の脚色はあるだろうけどちょっと想像しがたい優位性があったのかも。