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未完のファシズム―「持たざる国」日本の運命 (新潮選書)

未完のファシズム―「持たざる国」日本の運命 (新潮選書)

第一次世界大戦から大東亜戦争までの国策とか、権力集中とか。
まず国力とか生産力とかが戦争の勝敗に直結していますねって確認できたのが第一次大戦
じゃあってことで満州を生産基地にして米国にも対抗できるようにしたいと思ったのが石原莞爾など。
いやいやそれは無理だからできる範囲でやりましょうってのが現実的な路線だけど、それは公に言えないから精神力でなんとかするんだって書いちゃったのがいつのまにか聖典になっちゃったと。
明治憲法には欠陥があるのはよくわかっているけど、そういう欠陥を放置すると先の大戦みたいなことになってしまう。
現行憲法にも欠陥があるのはわかってるんだから早く改正すべき。