オフ

なんと二週連続でオフ。割当てがありません。そろそろそういう歳なんだってことでしょうか。さみしい。
ということで、上野の国立博物館へ。快慶、定慶の特別展を見てきました。こういう仏像って、まず一本の材木から掘り出したあとに、四分割して中身をくり抜いて、仏典やなにやらつめたあとに再接合して彩色するみたいですが、どこをどうみても接合部が見当たらない。
それと、千手観音像なんかは当然別の材木を接合して腕を作っているんでしょうけどどうやってつなげてるんだかわからない。腕だから本体とくっついているのは肩の部分だけで、それだけの接合部でどうやって強度を保っているのか。

光背部分は金属で本体と接合しているみたい。その金属は当然定期的に取り替えるんだろうけど、そのときに壊れたりしないのかななどと美術的な部分じゃなくてエンジニア的なところが気になる。ぜひ製作過程を見てみたい。ミケランジェロは石像をつくるときには、荒削りとか下地とは一切しないでいきなり曲線部を作成したいたというけど、運慶とは快慶とかそういった超人的な技術を持っているひとだとイメージから彫塑を作るなにか特別な感覚があるんだろうか。