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神は沈黙せず

神は沈黙せず

あちこちで取り上げられていますが、これ本当に面白いです。著者の膨大な知識に脱帽。本の中で書かれているいろんな事例、25パーセントくらいは(もっと?)はフィクションなんですが、ある程度は本当にことが書かれているのでリアリティがある話になっています。本を読んでてわくわくしたのは、鬼平犯科帳以来かな。400ページほどありましたが、一日で一気に読破。
ウェブ上に著者があとがきをあげています。その中にこんな言葉が。

作者が思いつかなかったことをキャラクターが思いつく――
こんな「超常現象」が起こるとは信じられないと思うのなら、
繰り返すが、あなたはまだ創作というものを知らないのだ。

これ、池波正太郎氏も同じようなことを言っていました。ある程度プロットを立てれば、あとは登場人物が勝手に動いてくれるとななんとか。物書きの人は本当にすごいです。