Zopeのダウングレード
Linuxで一度Zope2.9.4をインストールしたマシンに必要があって、Zope2.7.3をインストールしました。手順はいつもと同じでconfigureしてmake,make install。mkzopeinstance.pyでインスタンスを作成するところまでは行きましたが、runzopeで起動してくれません。
$ ./runzope (中略) File "/usr/local/lib/python/AccessControl/Implemntation.py", line 98, in ? setImplementation("C") File "/usr/local/lib/python/AccessControl/Implementation.py", line 51, in setImplementation from AccessControl import ImplC as impl File "/usr/local/lib/python/AccessControl/ImplC.py", line 18, in ? from cAccessControl import rolesForPermissionOn, \ AttributeError: 'module' object has no attribute 'CAPI'
/usr/local/lib/python/AccessControl以下をみると、スクリプトに少しずつ違いがあります。どうやら、Zope2.9で入ったスクリプトとZope2.7で必要となるスクリプトに違いがあって、インスタンスが起動してくれないようです。
pythonの環境を一度綺麗にしてやる必要があるようです。
# rm -fr /usr/lib/python* # rm -fr /usr/local/lib/python* # rm -fr /usr/include/pytho* # rm -fr /usr/local/include/pyth* # rm -f /usr/local/bin/python /usr/bin/python $ tar -zxvf Python-2.3.4.tgz $ cd Python-2.3.4 $ ./configure --prefix=/usr --enable-unicode $ make # make install
これでpythonの環境が綺麗になりました。
さて、もう一回起動。
$ ./runzope /usr/bin/python2.3: can't open file '/usr/local/lib/python/Zope2/Startup/run.py'
ん、ファイルがない?
$ ls -ld /usr/local/lib/python/Zope* drwxr-xr-x 4 root root 4096 10月 3 16:50 /usr/local/lib/python/Zope drwxr-xr-x 3 root root 4096 10月 3 16:50 /usr/local/lib/python/ZopeUndo
ふん、前の変な環境でつくったインスタンスだからかな。zopectlとrunzopeスクリプトの中を変更してあげます。
(変更前) ZOPE_RUN="$SOFTWARE_HOME/Zope2/Startup/run.py" (変更後) ZOPE_RUN="$SOFTWARE_HOME/Zope/Startup/run.py"
これで動作しました。
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高校生や中学生の時に国語とか現代文とかで習った古典って、考えてみればほとんど読んだことが無いことに気がついたので、少しずつでも読んでいこうかなと。
主人公は30歳。ニート。そう、ニートですよ。なんだか理想を実現するためならともかく、糊口を得るために仕事をするのはいやなんだって。でもってお金持ちの親父さんから毎月お手当てをもらって、東京都心の一等地(多分今の地名でいうと新宿区の東の方かな)の一戸建てにすんで、あまつさえお手伝いさんや書生までいる。日々悶々として(るように読める)人倫にもとることをやらかして、その事実に呆然とするってお話。そういや、「こころ」の先生もニートだったよな。妻帯者だけど。明治年間の大学進学率はほんの数パーセント。大学卒ってことは超エリートですよね。この小説は朝日新聞に連載されていたってことは、こういう設定、つまり超エリートが親のすねをかじってふらふらしているってのがそんなに変な設定じゃないってことなんでしょうね。主人公の心の中の描写やなんかよりもそんなことに感心してしまいました。主人公の友人たちも結構職業をぽんぽんと変えて行きます。ここには終身雇用制度なんて微塵もみられませんよ。