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真珠湾の審判

真珠湾の審判

先の戦争の時に、米国側は日本の外交暗号を完全に解読していて、真珠湾攻撃も事前に察知していた。当時の米国世論は第一次世界大戦の記憶から参戦には絶対反対で、FDRとしては対独戦争に参戦するために、なにか大きな花火が欲しかったんだよってのがあらすじ。でもってこれを書いたシオボールト氏や、その上司だった太平洋艦隊司令官はいわゆる「詰め腹」を切らされたわけだが、これに納得がいかなくて1950年代にいろいろ調べて書いた本。開戦当時は外交暗号は解読していたけれども、海軍暗号は未解読だったりしたはずですが、さすがに当事者だけあってそんな細かい点よりも怒りがびしびしと出てきています。
「風」暗号については初見。