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メトセラの子ら (ハヤカワ文庫 SF 181)

メトセラの子ら (ハヤカワ文庫 SF 181)

メトセラ」は聖書にでてくる990年くらい生きた長老の名前。いままで秘密にしていた長生き種族がカミングアウト。迫害がおこりそうになって、地球脱出。で、地球外で2種類の地球外文明に遭遇するけれども。。ってな話。
発表されたのが1941年ってことを考えると、どうもその2種類の地球外文明が「全体主義体制」と「共産主義体制」に重なってみえる。戦ったりはしないんですが、物語の最後で、主人公っぽい人が「そのうちに挨拶にいってやる」なんてせりふを言ってるのが時代を表わしているように思える。