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鼻/外套/査察官 (光文社古典新訳文庫)

鼻/外套/査察官 (光文社古典新訳文庫)

ある日鏡を見ると鼻がない。俺の鼻がコートを着て歩いてる。って、まるっきり落語。外套、査察官もそんな感じ。帝政ロシア末期は言論統制が厳しかったので、そういった比喩で役人を揶揄する小説が多いようですが、後書きをみるとゴーゴリさんの場合はそういう意味合いはあまりないようです。