550/1000

俘虜記 (新潮文庫)

俘虜記 (新潮文庫)

フィリピンで捕虜になった著者の収容所での生活とか。でも本当の山場は最初の「捕まるまで」か。兵士としての常識と、人としての常識とが真っ向から対立する戦場での自分の行動に対する理由付け。誰も見ていないところで人を撃たないことの正当性をどこに求めるかってところにいろいろ深い考察があるみたい。

収容所での生活は読んでる限り快適みたい。