OpenBlockS 600へPacketiXクライアントをインストールする
OpenBlokS600というのは、小型のLinuxサーバ。CFでブートして、ちゃんとLinuxが動作します。でも、容量が限られているので開発環境などはまったくなし。
大抵のアプリはウェブインタフェイスで追加、インストールできるんですが、ないものはやっぱり自分でmakeしないといけない。でも前述のとおり、makeもgccもないのでクロス開発環境をつくることになります*1。
クロス開発環境を作成する
上記OpenBlockSの開発ページのFAQに情報があります。VMWare上にOpenBlockS用開発環境のOSイメージを展開して用意。
そのOSイメージはここにあります。
ssdlinux-0.5-20100701.zipをダウンロード、展開して、VMWarePlayerあたりに読ませると開発環境がブートします。
ユーザはroot、パスワードはrootでログインできました。
PackeitXクライアントをダウンロード
PacketiXクライアントはLinux用のクライアントはソースとライブラリで提供されていて、これをmakeして作成します。
Version3.0のものはここにあります。OpenBlockSは仕様をよくみるとPowePCなんですね。
ダウンロードしたものを展開
zipなので適当なツールで展開。
Makefileを編集
Makefile中のCCを定義しているところを変更。通常のgccを使うと、VMWareが動作しているプラットホームでコンパイルしてしまうみたい。クロス開発環境用のgccやらは/usr/cross/以下にあります。PowerPC用に以下のとおりに編集。
#CC=gcc CC=/usr/cross/powerpc/bin/powerpc-ssd-linux-gnu-gcc
makeする
これでmake。すぐ終わります。
あとは、出来上がったファイルをOpenBlocksへ持っていけばちゃんと動作します。
*1:セルフ開発環境をつくる手もあるんですが、ちょっと面倒そうなので