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吉原花魁日記 光明に芽ぐむ日 (朝日文庫)

吉原花魁日記 光明に芽ぐむ日 (朝日文庫)

多分時代は大正末期。高崎から周旋屋(まぁ女郎買い)にかわれて吉原に連れて来られた人の日記。おそらく年は18〜19くらい。昭和初期といえば70〜80円で一ヶ月余裕で一家が暮らせる時代に、千円単位の借金を負わされる光子さん。さらになにかと言えば罰金を取られて、基本的人権なんかどこふく風。

これだけの文章を書く人が女郎屋に買われてしまうんだから時代が悪いと言えば、そのとおりなんだろうけど。