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潤一郎訳 源氏物語 (巻3) (中公文庫)

潤一郎訳 源氏物語 (巻3) (中公文庫)

中盤以降が盛り上がる。紫の上は源氏の10歳ほど年下なんだけど、この巻あたりでは30から37,8くらい。でもって、先帝(腹違いの兄)の娘、女三宮(多分14,5歳くらい)を嫁に迎えるとかわけわからん。しかも紫の上はなんだか病気で死にかけるし、親友の息子(柏木)にその女三宮を寝取られるとか。

柏木の手紙を見つけて密通を知る源氏。そういっても自分自身だって義理の母親と密通してるし、いまの帝はその密通の結果できた子供だし。

柏木さん、かわいそうに知られたことを悩んでなんだか死んでしまう。読みようによってはドロドロもいいところの人間関係。