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新装版 市塵(上) (講談社文庫)

新装版 市塵(上) (講談社文庫)

新井白石の生涯。新井白石は六代将軍家宣のブレーンとして活躍した人物。間部詮房とともに正徳の治を勧めた人。江戸時代のこういう人がエライのは権力を確保しても、蓄財にはしらないこと。
概ね武士階級は貧乏なんだけど、権力と財力が分散したことが武士政権が長続きした要因だったという説もどこかで読んだ。

お腹が弱いのがアジがでてる。どちらかというと間部詮房の方が興味ある。
荻原重秀という人物もでてきますが、この人の経済政策も数百年先取りしている。