紫禁城の黄昏―完訳 (下)

紫禁城の黄昏―完訳 (下)

下巻でラストエンペラー宣統帝がでてきます。軍閥同士の争いに巻き込まれ、最終的に日本の公使館に保護されるのですが、経緯をみると偶然であることがわかります。満洲国成立に関してはほとんど記述がありませんが、清王朝を復活させようとする動きとに日本が関与していくのは、当初は偶然だったのかもしれません。上巻、下巻とも翻訳とは思えない名訳。