さいたま市記念体育館

土曜日はさいたま市記念体育館で実業団2部の割り当て。この日は2コートで試合があり、片方が二部の試合、もう片方では四部の試合があり、この四部の方の試合をつかって関東実業団としての未公認審判員の講習会が実施されました。割り当ての試合の審判を勤めたあと、その講習会で講師とも担当することになっています。

試合は10時からなので、9時過ぎで大丈夫かなと9時10分ごろに体育館に到着。すると未公認審判員講習会の講習生などすでに到着していて会場の設営を手伝っていました。確認すると9時集合だったとのこと。申し訳ない。

さいたま市記念体育館は昨年の世界選手権で練習場所として使われたそうで、入口の壁に5チームの選手のサインが掲示されています。

担当の試合は第一試合。全勝しているチームと1つ負けているチームとの対決です。相手は埼玉の竜Aさん。おそらく一緒に笛を吹くのは始めてだと思います。全勝チームの方は今年にイキのいい新人が数人加入して、これまで順調に勝ち星を重ねています。若い選手が多く、まるで学生の試合のように高い位置からのディフェンス、速攻からの得点、3ptを取り混ぜて破壊力バツグン。プレゲームミーティングでも、高い位置でのディフェンスに注意することと、速攻に取り残されないように注意しましょうと話合いました。この試合でも順調に得点を重ねて大差で勝利。集中力が切れたのか時々ゴール下をぽろりとやる場面が何度かありますが、審判としてはこういうのは困るんですよね(笑)。
あー、速攻いったな、2点だなーー、あっ、落としやがった、ディフェンスが激しく追いついてくる、もう一回シュートをうつ、ディフェンスが何かする、またはシュートを落としたオフェンスがなにかするとか。スカッときめていればなにも起きないはずなのに、いろんなことが起きてしまいます。なので、簡単にきめそうなシュートでもちゃんと追いかけて確認しなくてはいけません。だろう、はずだではなく、かもしれないという発想でいかないといけない場面もあるということですね。

さて、シャワーを浴びてすっきりしたあとに四部の試合、第三試合と第五試合の講師を務めました。受講生のリストをみるとなんと24名もの講習生がいます。年齢がリストされているのですが、20歳、22歳といった人たちが何人か。自分が20歳ごろの時には審判しようなんてこれっぽっちも思っていませんでした。それだけに、こういう若いときに審判をやろうと思い立ち、せっかくのお休みをつぶして講習会に出席しようというその心意気だけでもう絶賛の対象になると思います。実際の試合の審判を勤めてもらったのですが、これもみんな一生懸命やっています。四部あたりの試合は、ミスが多かったり、思わぬ展開があったりして結構コントロールするのが難しかったりします。それでもそれぞれレベルにあった審判をやってくれています。さがせばこういう有望な人材も沢山いるんだなぁと思うと共に、そういう人たちが見て恥ずかしくない審判を勤めないといけないなぁと改めて自覚するのでした。ちょっと偉そう?

日程終了後、大宮まで戻り、埼京線脇には上越新幹線大宮-新宿間用の敷地が確保してあるんだよなんていうさいたまにちなんだトリビアは披露することなく、自分達が若いころはどんな審判だったかについて思い出話をさかせるのでした。