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中国の赤い星〈下〉 (ちくま学芸文庫)

中国の赤い星〈下〉 (ちくま学芸文庫)

どこを切っても中国共産党万歳って書いてありますね。最後の方は西安事件の顛末について。西安事件で抗日を名目にして国民党と「和解」した共産党。つまり、日本が南京政府と講和なんかしたら、掃蕩されるのが目に見えている。実際に昭和11年から12年にかけて南京と東京が接近した時期があるらしく、共産党、国民党の両方で第二次国共合作が疑問視された時期があったとの記述がありました。それで昭和12年の盧溝橋事件につながる。なるほど。それにしても日本軍は見事すぎるほど策略にはまったって事。