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昭和史の決定的瞬間 (ちくま新書)

昭和史の決定的瞬間 (ちくま新書)

昭和11年2月20日の第19回総選挙から盧溝橋事件(昭和12年7月)にいたるまでの1年少しの期間を分析。戦後教育を受けてきた人だと戦前は大体において翼賛政治で、言論の自由なんてなかったようなイメージがあるけれども、実例を挙げてそのイメージを払拭しています。

雑誌で軍部や政府を痛烈に批判していたり、議会で陸相に喧嘩を吹っかけたり。ちゃんと戦前から民主主義は育っていて、戦後になってから米国の占領で云々なんかじゃないってことです。イラクでうまく言ってないのはあたりまえ。