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ウォッチメイカー

ウォッチメイカー

殺人者とそれを追いかける刑事、というととてもありふれた話のように思えるが、実はさにあらず。お話の最初から犯人側と追求側の両方の視点からの語りで進められる。犯人側「ウォッチメーカ」の計算されつくした計画、ライム率いる警察チーム(ライムは警察官ではないが)の的確な推理、科学的な追求、警察の内部腐敗などなど。最後の最後でウォッチメーカの正体、それに真の目的が明らかに。阻止できるかどうか、ハラハラドキドキします。今年一番かも。