Zabbixで回復スクリプトが無限に動作する

ウェブを監視しているZabbixで、アイテムやアクションなどをいろいろいじくっているとこんな現象に遭遇。ちゃんと回復できているのにそれを感知しないでまた回復スクリプトが動作してしまう。

当該のアクションはエスカレーションが有効になっていて、回復するまで無限にコマンドを実行するようになっています。


ところでこのアクションの原因となる監視項目はこちら。

この設定を見比べてみるとアクションの「エスカレーションの期間」とアイテムの「更新間隔」が600秒と同じになっていました。
Zabbixのアクションの「エスカレーションの期間」というのは、アクションを実行したあとにその監視対象となっているアイテムを再度参照するまでの秒数。
コマンドを実行して、600秒まってまだ監視アイテムがNG(障害)状態だったら再度コマンドを実行するわけです。

ところがアイテムの更新間隔も600秒になっているのでNG→OKになる前にまたチェックが走る、ようです。同時ならどっちが先でもいいんだけどねぇ。
ということでエスカレーションを有効にしているときは、アクションの更新間隔よりも長い時間を「エスカレーションの期間」に設定する必要がありますよというメモでした。