日本の住所表記について

こういう記事を読みました。

日本の住所はワケがわからない?不規則な番地に困惑する海外出身者

確かにヨーロッパでも米国でも住所表記はなんとか通りの何番地って感じ。ロンドンはちょっと違ったようなきがするけど。
それに対して日本の住所表記は通りに挟まれた部分が新橋四丁目って感じになってるからわけわからんという記事です。

しかしこれは誤解があるな。大阪や京都、さらには明治にはいってからできた横浜なんかでも○○町といえば通りを挟んだ一帯のことを指すのが普通。
google mapで住所のところをクリックするとその範囲がわかるので幾つかの都市でやってみると判る。
例えば、横浜市中区相生町ならば横浜スタジアムの北西端から大岡川へ伸びる通りの南北のエリア。なので通りに名前がついてるかどうかはわからないけど、その通りは「相生町」ってこと。確かめてみないとだけど、住居表示に関する法律が適用される前の銀座あたりでもそんな感じだったと思う。

東京の場合は、江戸時代に武家屋敷だったところにはまちの名前がなかったので新しくつけたのがブロック単位の始まりだったと思う。
田村町(田村右京太夫屋敷)、福吉町(福岡藩邸、人吉藩邸あと)などなどがそうですな。
むかしから町人街だったところは、京都、大阪と同じように通りを挟んだ範囲で地名がついていたと、、思うんだけどな。もちろん例外はたくさんあるだろうけど。