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邪宗門〈上〉 (朝日文芸文庫)

邪宗門〈下〉 (朝日文芸文庫)

昭和にはいってからの宗教弾圧というとけっこう有名な事件があって、この小説は後書きでは架空だよってかいてあるけど明らかにこの宗教団体がモデルになっている。昭和5年〜21年という日本のターニングポイントを宗教団体と主人公、そのまわりの人間との関係をつかって書いている、、のかな。

東大教師が新入生にすすめる本 (文春新書)ってのがあって、この邪宗門は上位にはいってるんだけどところどころ強烈な左翼意識が散りばめられているし、いわゆる東京裁判史観も満点。なんか納得。