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ベネツィアに死す

ヴェネツィアに死す (光文社古典新訳文庫)

ヴェネツィアに死す (光文社古典新訳文庫)

妙な思い込みからはじまる物語。っていうとちょっとした恋愛小説かなと思うけど、さにあらず(主人公はそう思ってるかもしれないが)。片方は著名な作家でいい年なじいさん、もう片方はポーランド人の少年。終始一貫して、作家の勘違いと思い込みで話がすすんでいく。会話は一言もなし。

でもって、タイトルどおりに死んじゃう。

まぁ、これも恋愛の一形態なんだろう。