AuditConsoleのストレージをMySQLへ変更する

AuditConsoleのデータはデフォルトだと簡易的なDBへ溜まっていくんですが、それだと遅くてちょいと運用には厳しい。マニュアルにはMySQLへ変更する方法が書いてあるんですが、肝心のAuditConsole側の設定が見当たらないので、メモ。

MySQLのDBを作成する

MySQLが手元の環境のどこにもないって場合は、yumなりでインストール。その上でAuditConsole用のDBを作成します。

$ mysqladmin -u root -p create AuditConsoleDB

AuditConsole用のユーザを作成

作成したユーザでAuditConsoleから接続。AuditConsoleが動作している機器と、MySQLが動作している機器が別である場合は、接続許可のホスト名のところあたりを適当に変更します。以下の例だと、どこからでも接続可。それとユーザ名とパスワードはAuditConsoleのデフォルト値なのでこれも適当に変更したほうがいいでしょう。

$ mysql -u root -p AuditConsoleDB
mysql> GRANT ALL ON AuditConsoleDB.* to wacUser@'%' IDENTIFIED BY 'wacPassword';
mysql> FLUSH PRIVILEGES;

JDBCドライバをインストール

javaからMySQLへアタッチするドライバをインストール。Oracle様のサイトからダウンロードします。ユーザ登録が必要。ブツはMySQL Connector/J ってページにあります。
zipファイルをダウンロードして、解凍。解凍したファイル中にあるmysql-connector-java-5.1.43-bin.jarを/opt/AuditConsole/lib/へコピー。

# cp mysql-connector-java-5.1.43/mysql-connector-java-5.1.43-bin.jar /opt/AuditConsole/lib/

AuditConsoleの設定を変更

コンソールから Sytem→Setup。左側のメニューからStorage Engineをクリック。
Indexのところ、以下の情報を入力して、Save。

項目
JDBC URL jdbc:mysql://server-name:3306/AuditConsoleDB
User wacUser
Password wacPassword

ユーザ名やパスワードを変更している場合は合わせて適当に入力。また、mysqlが別のところにある場合はそのアドレスや、ポート番号なんかも調整して。

その後AuditConsoleを再起動。